今日の夕ご飯は、ひさびさに父の作ったカレーでした。
私は実家暮らしなのですが、土日は出かける事も多いので、
家のご飯は不要という事にしてもらっています。
でも、父の作るカレーは大好きなので今日はいただく事にしました。
野菜がゴロゴロ入ったインド風チキンカレーです。
『カシミールカレー』のスパイスペーストを利用したようです。
すごく辛くてスパイスもきいていて、美味しかった。チキンも柔らかい。
今日は市販のペーストを使っていましたが、基本的に父のカレーは、
小麦粉を使わず玉ねぎのみでとろみをつけるやり方なので好きです。
カレー自体も好きで、外食でもいろいろ食べます。
でも、小学校位の時は好きではありませんでした。
それは、母の作るカレーがイマイチだったから・・・
市販の固形のルーを使用して作り方にそってつくられた『母の味』は、
まずいわけではないのですが、
私としては「今日カレー・・・?少しでいい。」という感じでした。
昔は今ほどルーの種類も豊富でなかったので、
その黄土色でドロッとした様もなんだか嫌でした。
友達のお母さんが作ったカレーを御馳走になった時もやはり似たようなカレーで、
しかもその家ではご飯とカレーを真ん中で分けるのではなく、
ご飯の真ん中にどかっとカレーを盛り付けていたので、
思わず「カレーは少しでいい・・・」と言ってしまったような思い出があります。
もちろん母の料理でも大好きなものはたくさんあります。
カレーやオムレツなど、洋食メニューは苦手なのだと思います。
本人にそのような事を言うと否定されますが。
かつ「自分でつくれば?」と言われます。
それでいいと思います。おかげで、料理をする事に全く抵抗がないです。
思えば父もそんなやり取りの中で、
自作カレーを作るようになったのかもしれません。
父はパスタなどのイタリアンにも凝っているのですが、
それも母の不得意なメニュー「スパゲティー」のせいというか、
おかげかもしれません。
幼少期の私:「今日、スパゲティー?・・・少しでいい。」
ちなみに、私の通っていた小学校の給食はとっても美味しくて、
子供ながらに比較していたのかもしれません。
給食のメニューはどれも美味しくて、カレーやスパゲティーも大好きでした。
酢飯さえも美味しかったです。母の酢飯は・・・・・・
子供の頃は外食なんて数える程しかしたことがなかったので、
比較の対象といえば主に毎日食べる給食だったのかもしれません。
小学校の給食が美味しくて良かった。
私は、小さな頃から自分で料理するのも好きでした。
はじめは、ゼリーやクッキーなどのお菓子が中心でした。
でも、自分で料理の本をみていると、家庭ではまず食卓に並ばないような
こじゃれたメニューなどもあって、好奇心をそそられました。
メレンゲを使用した『ウフ・ア・ラ・ネージュ』や、
ラーメンでもうどんでもない自作麺を入れて食べる
『ヌードル・スープ』などとの出会いが、
思えば自我の芽生えだったのかもしれません。
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